TOP> ニュース> PSEマークとは?電動モビリティ購入前に確認したい安全基準 PSEマークとは?電動モビリティ購入前に確認したい安全基準 お知らせコラム 2026.10.27 電動アシスト自転車や電動キックボードなど、身近な移動手段として注目されている電動モビリティ。購入する際に価格やデザイン、走行性能を比較する人は多いですが、安全性についても忘れずに確認しておきたいところです。なかでも、充電器やバッテリーなどの電気用品に関係するのが「PSEマーク」です。しかし、「PSEマークがあれば安全なの?」「電動モビリティ本体にも必要?」など、詳しい意味までは分からない人もいるでしょう。この記事では、PSEマークの基本的な意味から電動モビリティとの関係、購入前に確認する安全ポイントまで分かりやすく解説します。 PSEマークとは? 電動モビリティを選んでいると、充電器などに「PSE」と書かれたマークを見かけることがあります。PSEマークは、日本国内で電気用品を安全に使用するために設けられている制度に関係する表示です。まずはPSEマークがどのような意味を持ち、どのような製品が対象になるのかを確認しておきましょう。 電気用品の安全性を示すためのマーク PSEマークは、電気用品安全法(PSE法)に基づく技術基準への適合など、必要な手続きが行われた電気用品に表示されるマークです。「PSE」は「Product Safety Electrical Appliance & Materials」の略称として使われています。電気用品は、使い方や製品の状態によって感電や発熱、発火などにつながる可能性があります。そのため、電気用品安全法では対象となる製品について技術基準への適合などを求め、安全性の確保を図っています。PSEマークは、こうした法令上の要件を満たした対象製品であることを購入者が確認する際の重要な目安です。 参考:一般財団法人日本品質保証機構(JQA)・概要 | 電気用品安全法(PSEマーク) PSEマークが必要になる電気用品とは PSEマークは、すべての電気製品に表示されるわけではありません。電気用品安全法では、対象となる製品が「特定電気用品」と「特定電気用品以外の電気用品」に分けられています。対象には、ACアダプターや電源コード、照明器具、電気ヒーターなど、私たちの身近にあるさまざまな電気用品が含まれます。また、一定の条件を満たすリチウムイオン蓄電池も対象です。電動モビリティの場合も、車体だけを見て判断する以外に、付属する充電器やバッテリーなど、それぞれの電気用品について確認することがポイントです。 PSEマークには「丸形」と「ひし形」がある PSEマークには、丸形とひし形の2種類があります。この違いは単なるデザインではなく、電気用品安全法上の区分を表しています。ひし形のPSEマークは「特定電気用品」に表示されます。構造や使用状況などから特に安全性の確保が求められる製品が該当し、登録検査機関による適合性検査などが必要です。電動モビリティの付属品では、主に「ACアダプター(充電器)」がこれに該当します。一方、丸形のPSEマークは「特定電気用品以外の電気用品」に表示されます。電動モビリティの動力源となる「リチウムイオンバッテリー(一定の基準を満たすもの)」はこちらに該当します。こちらも事業者には技術基準への適合確認や検査などが求められており、必要な義務を履行したうえでPSEマークが表示されます。つまり、丸形だから安全性が低く、ひし形だから安全性が高いという意味ではありません。それぞれ対象となる電気用品の区分が異なるため、購入時にはマークの有無だけでなく、製品に適した表示がされているかを確認することが大切です。 電動モビリティとPSEマークの関係 電動アシスト自転車や電動キックボードなどの電動モビリティは、バッテリーや充電器といった電気に関わる部品を使用します。そのため、購入する際には車体の性能やデザインだけでなく、電気用品安全法との関係についても理解しておくことが大切です。 電動モビリティ本体にPSEマークが付くとは限らない PSEマークは、電気を使用する製品すべてに付けられるものではありません。電気用品安全法で指定された「電気用品」が対象となるため、電動モビリティだからといって必ず車体本体にPSEマークが表示されているわけではありません。そのため、車体にPSEマークが見当たらないという理由だけで「安全基準を満たしていない製品」と判断するのは適切ではありません。電動モビリティを購入するときは、バッテリーや充電器などを含め、それぞれに求められる基準や表示を確認することが重要です。 充電器などがPSE法の対象になる場合がある 電動モビリティ本体がPSEマークの表示対象ではなくても、付属する充電器などは電気用品安全法の対象となる場合があります。たとえば、家庭用コンセントから電力を供給するACアダプターなどは、条件によってPSEマークの表示が必要です。電動モビリティを購入する際は、価格や走行性能以外に、付属する充電器に適切な表示があるかも確認しておきましょう。特にネット通販などで海外製品を購入する場合は、日本国内で使用するために必要な基準を満たしている製品かを確認することが大切です。 バッテリーを含めて安全性を確認することが大切 電動モビリティでは、充電器だけでなくバッテリーの安全性にも目を向ける必要があります。一定の条件に該当するリチウムイオン蓄電池は電気用品安全法の対象となるため、購入時には製品やバッテリーに関する表示、取扱説明書などを確認しましょう。また、PSEマークのみで判断せず、信頼できるメーカーや販売店であるか、保証やアフターサポートが用意されているかといった点も重要です。電動モビリティは長期間使用するものだからこそ、車体・充電器・バッテリーをひとつの製品として捉え、総合的に安全性を確認して選びましょう。 電動モビリティ購入時にPSEマークを確認する理由 電動モビリティは、バッテリーに蓄えた電気を利用して走行する乗り物です。便利で快適に移動できる一方、充電器やバッテリーなどの電気部品を使用する以上、安全性にも目を向ける必要があります。購入後に安心して使い続けるためにも、PSEマークをはじめとした安全に関する表示や製品情報を事前に確認しておきましょう。 電気製品には発熱・発火などのリスクがある 電気を使用する製品には、異常な発熱や発火、感電などのリスクがあります。特に電動モビリティに使われるリチウムイオンバッテリーは多くのエネルギーを蓄えられる一方、強い衝撃や高温、不適切な充電などによって異常が生じる可能性があります。PSEマークは、対象となる電気用品について法律で定められた技術基準への適合などを確認するための重要な目安です。ただし、PSEマークがあれば事故が絶対に起こらないわけではありません。購入後もメーカーが指定する方法で充電・保管し、異常を感じた場合は使用を控えることが大切です。 安価な海外製品の信頼性確認 海外製の電動モビリティのなかには、魅力的な価格で販売されている製品もあります。ただし、海外で販売されている製品が、そのまま日本の電気用品安全法に対応しているとは限りません。日本国内での販売に必要な基準や表示に対応しているか、充電器やバッテリーの仕様が明確に記載されているかを確認しましょう。海外メーカーだから危険ということではなく、どこの国の製品であっても、日本で安心して使用するために必要な情報を確認して選ぶことがポイントです。 ネット通販では販売者や製品情報まで確認する ネット通販では数多くの電動モビリティを比較できる一方、実物や付属品を手に取って確認してから購入することができません。そのため、商品ページに掲載されたPSEマークの有無だけで判断せず、販売事業者やメーカーの情報、製品仕様、保証内容、問い合わせ窓口なども確認しましょう。また、極端に価格が安い、製品情報がほとんど掲載されていない、日本国内での使用について説明がないといった場合は慎重な判断が必要です。電動モビリティは購入して終わりではなく、その後も充電やメンテナンスを繰り返しながら使用するものです。長く安心して利用するためにも、製品そのものだけでなく「誰が販売し、購入後にどのようなサポートを受けられるのか」まで確認しておくことをおすすめします。 PSEマークはどこに表示されている? PSEマークが必要な製品かどうかを確認したくても、「どこを見ればいいの?」と迷う人もいるでしょう。PSEマークは対象となる電気用品の見やすい場所などに表示されます。電動モビリティを購入するときは、充電器などの付属品も含めて確認することがポイントです。 製品本体や充電器 まず確認したいのが、製品本体や充電器に貼られているラベルや刻印です。電動モビリティの場合、車体そのものがPSEマークの対象とは限らないため、充電器やACアダプター、対象となるバッテリーなども確認しましょう。PSEマークの近くには、届出事業者名や定格電圧、消費電力などの情報が記載されていることもあります。特に購入後は、実際に届いた製品や付属品に適切な表示があるか確認しておくと安心です。 パッケージや取扱説明書 製品を選ぶ際は、本体や充電器だけでなく、パッケージや取扱説明書に記載された情報にも目を通しましょう。充電方法や使用できる環境、保管方法、禁止事項など、安全に使用するための重要な情報を確認できます。また、メーカーや販売事業者の名称、問い合わせ先などが明確になっているかもチェックしたいポイントです。PSEマークの有無の他に、こうした情報がきちんと提供されている製品かどうかも含めて判断しましょう。 「PSE取得済み」の文字表記だけで安心しない ネット通販では、商品ページに文字だけで「PSE取得済み」と記載されていても、実際に届いた製品にはマークが印字されていない(あるいは偽装されている)というトラブルが少なからず発生しています。購入前は、本体や充電器のラベル(マークと事業者名)が画像で明確に掲載されているかを確認しましょう。また、届いた際も使用前に必ず自分の目でマークが印字されているかチェックする習慣を持つことが大切です。 PSEマークがあれば絶対に安全なの? PSEマークは電動モビリティの安全性を確認するうえで重要なポイントですが、「PSEマークが付いていれば何をしても安全」という意味ではありません。電動モビリティを安全に使い続けるには、適切な製品を選ぶことに加えて、購入後の充電方法や保管環境、バッテリーの状態にも注意する必要があります。 PSEマークは安全性を判断する重要な基準のひとつ PSEマークは、対象となる電気用品について、電気用品安全法で定められた技術基準への適合など、必要な手続きが行われていることを示すものです。そのため、充電器や対象となるバッテリーなどを選ぶ際には、安全性を判断する重要な基準のひとつになります。ただし、PSEマークは将来にわたって事故が発生しないことを保証するものではありません。PSEマークの有無だけで判断するのではなく、メーカーや販売元、製品の仕様、保証・サポート体制なども含めて総合的に確認することが大切です。 正しい充電方法や保管方法も重要 安全基準を満たした製品であっても、誤った方法で使用すればトラブルにつながる可能性があります。充電するときはメーカーが指定する充電器を使用し、取扱説明書に記載された方法や環境を守りましょう。高温になる場所や直射日光が当たる場所を避けるなど、保管環境にも注意が必要です。また、充電器やバッテリーの互換性を十分に確認せず、別製品のものを使用するのも避けましょう。日頃からメーカーの案内に沿った使い方を心がけることが、安全に電動モビリティを楽しむための基本です。 電動モビリティを購入する前に確認したい安全ポイント 電動モビリティを選ぶ際は、価格やデザイン、航続距離といったスペックだけでなく、安全に使用できる製品かどうかを確認することも重要です。特にバッテリーや充電器を使用する製品だからこそ、PSEマークをはじめとした安全基準だけでなく、メーカーの信頼性や購入後のサポートまで確認したうえで選びましょう。 PSEマークなど必要な安全基準を確認する まず確認したいのが、その製品や付属品に求められる安全基準を満たしているかどうかです。前述したように、電動モビリティ本体がPSEマークの対象になるとは限りませんが、充電器や一定の条件に該当するバッテリーなどは電気用品安全法の対象となります。また、電動アシスト自転車や特定小型原動機付自転車などは、それぞれ公道を走行するために満たすべき要件も異なります。「PSEマークがあるから大丈夫」とひとつの基準だけで判断せず、購入する電動モビリティの種類に応じて必要な基準や要件を確認することが大切です。 販売元やメーカーの情報を確認する 製品だけでなく、どのような事業者が製造・販売しているのかもチェックしましょう。メーカーや販売事業者の名称、所在地、問い合わせ先などが明確に記載されているかは、購入を判断する材料になります。特にネット通販では、似たようなスペックの製品が幅広い価格帯で販売されているため、価格だけで選ばないことが重要です。製品について疑問やトラブルが生じた際に問い合わせできる窓口が用意されているかなど、購入後のことまで考えて販売元を確認しましょう。 保証やアフターサポートを確認する 電動モビリティは長く使用していくなかで、バッテリーや電装部品などの点検・修理が必要になることがあります。購入前には保証期間や保証対象となる範囲に加えて、故障した場合の修理受付や交換部品の提供など、アフターサポートの内容も確認しておきましょう。販売価格が安くても、故障時に相談できる窓口がなかったり、必要な部品を入手できなかったりすると、継続して使用することが難しくなる場合があります。購入時の価格だけではなく、購入後も安心して付き合えるメーカーや販売店かという視点も大切です。 取扱説明書や使用上の注意が整備されているか確認する 安全に使用するためには、正しい操作方法や充電方法、保管方法を理解する必要があります。そのため、日本語の取扱説明書が用意されているか、使用上の注意や禁止事項が分かりやすく記載されているかも確認しておきたいポイントです。特に充電やバッテリーの取り扱いについては、誤った使い方が思わぬトラブルにつながる可能性があります。購入後に「どう使えばいいのか分からない」とならないよう、必要な情報がきちんと提供されている製品を選びましょう。 まとめ|PSEマークだけでなく製品全体の安全性を確認しよう PSEマークは、電動モビリティに使用される充電器や対象となるバッテリーなどの安全性を確認するうえで重要な目安のひとつです。ただし、PSEマークがあるだけで製品全体の安全性が保証されるわけではありません。電動モビリティを購入するときは、必要な安全基準への対応に加えて、メーカーや販売元の情報、保証・アフターサポート、取扱説明書なども確認しましょう。また、購入後に指定された方法で充電・保管し、バッテリーの異常や劣化に注意することも大切です。価格やスペック以外に、購入後も安心して使い続けられるかという視点から製品を比較し、自分に合った電動モビリティを選びましょう。 PREV NEXT SHAREこの記事をシェアする方はこちらから RELATED ARTICLES — 関連記事 — 電動アシスト自転車でも運動になる?消費カロリーを検証 お知らせコラム 2026.08.20 e-Bikeと電動アシスト自転車との違いをわかりやすく解説 お知らせコラム 2026.10.28 GWの営業についてご案内 お知らせ 2026.04.27 CATEGORY ALL お知らせメディアプレスリリースコラムイベント